2026年8月12日
AIモデルはどれを選ぶ?47モデルを用途と予算で選び分けるガイド
Flux、Seedream、Imagen、Kling、Seedance、Veo。Imaginodeなら同じアカウントと同じクレジットで47のモデルにアクセスできます。正確な料金を添えて、予算を無駄にせず10秒で正しいモデルを選ぶ方法を解説します。
47のモデル、生成ボタンはひとつ
同じアカウントと同じクレジットで使える47のモデル。本ガイドは用途別、予算別の優先順位を示します。1クレジットは約0.01ユーロです。
Imaginodeの画像ノードでモデルセレクターを開くと、目まいがするほどのリストが並びます。Fluxだけで4種類、さらにImagen、Seedream、Recraft、GPT Image。動画側も同じで、Kling、Seedance、Veo、Grok、MiniMax、Wan、PixVerse。合計で47のモデルが、同じアカウントと同じクレジットで使えます。
この豊富さはチャンスであり、同時に罠でもあります。チャンスなのは、どんな場面でも万能なモデルは存在せず、追加契約なしに2クリックで乗り換えられるのは本当の贅沢だからです。罠なのは、初心者がほぼ必ず同じ行動を取るからです。いちばん高いモデルを最高のモデルだと思って選ぶか、リストの先頭を選ぶか。どちらも間違いです。
本ガイドが提供するのはシンプルな頭の中の地図です。誰も読まない網羅的なベンチマークではなく、用途別、予算別の優先順位を、クレジット建ての正確な料金とともに示します。この先のために覚えておきたい目安として、1クレジットは約0.01ユーロで、コストはクリック前に生成ボタン上に表示されます。
最高のモデルは存在しない、用途ごとの最適モデルがあるだけ
モデルは同じものの上位版や下位版ではなく、それぞれの専門家です。クリエイターの90%には、よく理解した4、5個のモデルがあれば十分です。
まず捨てるべき思い込みは、唯一のランキングという考え方です。画像モデルは同じものの進化度違いではなく、それぞれが専門家です。あるモデルはフォトリアリズムに優れ、別のモデルは参照した顔への忠実さに優れ、3つ目は既存画像の編集が得意です。「どれがいちばん良いのか」と聞くのは、ハンマーとドライバーのどちらが優れた工具かと聞くようなものです。
正しい問いは2つの軸に集約されます。何を作るのか、そして今どの段階にいるのか。構図のラフ案とクライアントに納品する最終画像では、必要なモデルも、何より必要な価格も違います。1クレジットのFlux Schnellと7クレジットのFlux 2 Proでは7倍の開きがあり、100枚生成すれば1ユーロと7ユーロの差になります。
はっきり言い切ります。クリエイターの90%には、よく理解した4、5個のモデルがあれば十分です。リストの残りは特殊なケースのためのものです。自分の主力4モデルを熟知するほうが、47モデルを浅くなぞるよりずっと価値があります。
画像レベル1:1、2クレジットのラフ案
1クレジットのFlux Schnellなら20パターンの試作が0.20ユーロで済み、2クレジットのGPT Image Miniは編集と参照画像に対応する最安モデルです。
価格の最下段にあるのがFlux Schnellで、1クレジット、つまり画像1枚約1セントです。役割は下ごしらえ。構図を試す、アイデアが成立するか確かめる、3種類の光の雰囲気を比べる。品質は可もなく不可もなくですが、それでまったく問題ありません。この価格なら、何も考えずに20パターンを0.20ユーロで生成できます。
そのすぐ上、2クレジットのGPT Image Miniには強力な武器が2つ加わります。編集ができることと、参照画像を受け付けることです。自分の画像を使って作業できる最安のモデルであり、特定のキャラクターや商品が関わるときの反復作業に理想的な道具になります。
逆方向の失敗もあります。この段に居座り続けることです。気に入ったFlux Schnellのラフは最終画像ではなく、検証済みの方向性にすぎません。次のステップは上位のモデルで高品質に作り直すことであって、そのまま公開することではありません。
画像レベル2:日常使いの3クレジット
3クレジットのFlux 2 KleinとImagen 4 Fastはカタログ中最高のコストパフォーマンス。税抜13ユーロのStarterプランなら、この段で月300枚の画像が作れます。
実際の利用の中心は3クレジットの段にあり、カタログ中最高のコストパフォーマンスを持つ2つのモデル、Flux 2 KleinとImagen 4 Fastが並びます。1枚0.03ユーロで、SNS投稿、ブログのサムネイル、社内向けビジュアルなら十分に公開レベルの仕上がりです。クリエイターが1日の大半を過ごすのがこの段です。
この2つはどう選び分けるか。レベルの差というより好みの問題です。いちばん良いのは、自分の題材で一度きっぱり決めてしまうこと。同じプロンプトを2つのノードに入れ、それぞれに別のモデルを割り当てれば、実験は6クレジットで済みます。この対決メソッドは後段で詳しく説明します。キャンバスでもっとも元が取れる操作のひとつです。
予算の目安として、税抜13ユーロで月間900クレジットのStarterプランなら、3クレジットの段で月300枚、1日10枚に相当します。Instagramアカウント、ブログ、ニュースレターを、残高メーターを不安げに見つめることなく回せる量です。
画像レベル3:5クレジットのスペシャリスト
5クレジットのスペシャリストが2つ。スタジオ品質のデザインならRecraft V4.1、参照画像と繰り返し登場するキャラクターならこの価格帯で敵なしのSeedream 5 Liteです。
5クレジットには、まったく違う役割を担う2つのスペシャリストがいます。まずRecraft V4.1。洗練されたデザインのために作られたモデルで、クリーンなイラスト、グラフィカルな構成、ブランドビジュアルが得意です。写真ではなくスタジオワークのような仕上がりが求められるなら、迷わずこちらです。
次にSeedream 5 Lite。ここは率直に言います。参照画像と繰り返し登場するキャラクターのチャンピオンで、この価格帯に対抗馬はいません。あなたの画像を受け取り、汎用モデルでは到底届かない忠実さで顔を再現します。参照ノードと@メンションを使うなら、選択肢はこれ一択です。人物と服が画像をまたいで完全に同一であり続ける必要があるAIバーチャル試着を成立させているのも、このモデルです。
ほぼすべてのユーザーが経験する話をひとつ。6クレジットの汎用モデルでキャラクターを10回生成し、顔がぶれると苛立ちながら60クレジットを浪費する。実際には合計10クレジットのSeedream 5 Lite2回で片づいた問題です。正しいスペシャリストは、間違った万能選手より安くつくことが多いのです。
画像レベル4:6、7クレジットのハイエンド
フォトリアリズムには6クレジットのFlux Pro 1.1とImagen 4、既存画像のレタッチには同じく6クレジットのFlux Kontext、最高峰の描写には7クレジットのFlux 2 Pro。納品物のために取っておきましょう。
頂点には、本当に重要な画像のための4つのモデルがあります。各6クレジットのFlux Pro 1.1とImagen 4は、ハイエンドなフォトリアリズムの定番です。肌、質感、説得力のある光。サイトのヘッダー画像やクライアント向けビジュアルなら、日常段との3クレジットの差は画面上ではっきり分かります。
同じ6クレジットのFlux Kontextは特別な存在です。画像をゼロから作るのではなく、あなたの画像を変更します。既存の画像と「背景をビーチに置き換えて」のような指示を渡すと、残りの部分を保ったまま実行します。ゼロからプロンプトで再現するのが不可能なレタッチのための道具です。
最後にFlux 2 Pro、7クレジット。カタログ中もっとも描き込みの深い仕上がりを提供します。では常にこれを使うべきか。答えはノーで、それこそ後述する典型的な罠です。最終納品物、大判印刷、10万回見られるビジュアルのために取っておきましょう。それ以外はすべて、3クレジットの段で用が足ります。
動画:仕事の80%をこなすミドルレンジ
学習には5秒約26クレジットのKling 2.5 Turbo、本番には48クレジットのSeedance 2.0 Fast。どのモデルでも3、4回に1回の失敗を予算に織り込みましょう。
動画では桁が変わります。1から7クレジットの世界ではなく、1クリップあたり数十クレジットの世界です。だからこそ最初にやるべきは、信頼できるミドルレンジの把握です。Kling 2.5 Turboは5秒で約26クレジット。1クリップ0.26ユーロ、動きもきれいで、学習と反復に最適な入口です。
その一段上、Seedance 2.0 Fastは720pの5秒で48クレジット前後です。速く、手頃で、動きの説得力はひときわ高く、SNS運用の主力機です。最大9枚の参照画像も受け付けるので、キャラクターが本人であり続ける必要が出た瞬間から効いてきます。
正直に言わなければならないことがあります。AI動画は、どのモデルであっても3、4回に1回程度は失敗します。つまり完成クリップの実質コストは表示価格より30から40%高くなります。最初から予算に織り込んでおけば、苛立ちを避けられます。なお技術的なエラーによる失敗は、クレジットで自動的に返金されます。
動画:音声、4K、そして最上位クラス
Veo 3.1とKling V3は映像と同時に音声を生成し、Seedance 2.0は5秒約330クレジットで4Kに到達、Seedance 2.5は最高品質のまま4秒から30秒に対応します。
希少な能力で際立つ2つのファミリーがあります。映像と同時に音声を生成できることです。Veo 3.1 LiteとFastがこれに対応し(音声を有効にするとコストは上がります)、Kling V3も同様です。短いセリフやネイティブな環境音が欲しいとき、後工程の編集作業を丸ごと省けます。
解像度については、フル版のSeedance 2.0が480p、720p、1080p、4Kをカバーし、4Kは5秒で約330クレジット、つまり3.30ユーロです。絶対的な頂点にはSeedance 2.5。4秒から30秒のクリップ、複数の参照画像、カタログ最高の品質。動画そのものが最終成果物であるプロジェクトのためのモデルです。
動画ラインナップの残りは特定のニーズに応えます。Grok Imagine Videoは1秒から15秒の長さと5枚の参照画像に対応し、MiniMax H3は9枚、Wan 2.7とPixVerseがラインナップを補完します。すべてを覚える必要はありません。反復にはKling 2.5 Turbo、本番にはSeedance 2.0 Fast、プレミアムにはSeedance 2.5。この3つを押さえておけば十分です。
テキストLLMはどう使う?
GPT-5、Claude、Gemini、Kimi、DeepSeekは機関室として働きます。プロンプトを書き、台本を生成し、失敗画像を分析する。単純な書き直しなら1クレジットの魔法の杖で十分です。
テキストノードからは大規模言語モデルにアクセスできます。GPT-5、Claude、Gemini、Kimi K2.5、DeepSeek、Qwen。ビジュアル制作のキャンバスにおける彼らの役割は機関室です。プロンプトを書いて磨く、6カットの広告台本を生成する、何かを生成する前にキャッチコピーを5パターンに展開する。
他のノードからのテキストと、分析用の画像を受け付けます。この2つ目の機能は驚くほど使われていません。失敗した生成結果をテキストノードにつないで「このブリーフに対して、この画像のどこがおかしい?」と聞いてみてください。画像生成を1回も無駄にせず、外部の視点が手に入ります。
プロンプトの書き直しに限れば、いちばん元が取れる近道は画像ノードと動画ノードに組み込まれた魔法の杖です。1クレジットで、日本語のプロンプトがKimiを介して豊かな英語プロンプトに変わり、@メンションもそのまま保たれます。テキストノードは、本格的な執筆と構成の仕事のために取っておきましょう。
メソッド:安く試して、高く仕上げる
Flux Schnellで15回試してFlux 2 Proで2回仕上げれば29クレジット。最初からプレミアムで反復すると105クレジット。最終結果は同じです。
Imaginodeでもっともお金を節約できるルールが、これです。他とは比較になりません。どんな画像も2つのフェーズを通ります。構図とアイデアを手探りする探索フェーズと、最高の仕上がりを求める仕上げフェーズです。予算上の悲劇は、仕上げ用モデルで探索をやってしまうことです。
数字で見てみましょう。7クレジットのFlux 2 Proで探索を15回繰り返すと105クレジット、1ユーロ超えです。同じ15回を1クレジットのFlux Schnellでやれば15クレジット。そこからFlux 2 Proで最終生成を2回で14クレジット。合計29クレジット対105クレジット、最終結果は完全に同一です。これを20プロジェクト分掛け算すれば、差額でStarterプラン1か月分が払えてしまいます。
キャンバスはこのメソッドを自然なものにしてくれます。ノードは直近12回の生成履歴を保持するので、探索の過程は常に目の前にあります。抜きん出たバージョンが現れたら、同じノードのセレクターでモデルを切り替えて再実行するだけで終わりです。プロジェクトの移行も、プロンプトのコピペも要りません。
対決:ノードを複製して2つのモデルを比較する
同じプロンプトのままノードを複製し、コピーごとに別のモデルを割り当てる。6から12クレジットで、この先何百回もの生成の指針になる確信が手に入ります。
ネット上の比較記事は、自分の題材でのテストの代わりには決してなりません。風景で輝くモデルが、あなたの商品写真では期待外れかもしれない。だから覚えておきたい操作がこれです。画像ノードを複製し、プロンプトはまったく同じまま、コピーごとに別のモデルを割り当てる。キャンバス上で2クリック、それで対決の準備は完了です。
両方の生成を実行し、キャンバス上で冷静に並べて比較します。あなたのイラストスタイルでFlux 2 Klein対Imagen 4 Fastなら、実験は6クレジット。ポートレートでFlux Pro 1.1対Imagen 4なら12クレジット。この先何百回もの生成の方向を決める確信としては、破格の値段です。
よく作るコンテンツの種類ごとに一度だけこのテストを行い、勝者をキャンバス上の付箋に直接書き留めたら、もう蒸し返さないこと。永遠の優柔不断は対決より高くつきます。毎回試合をやり直す人は、クレジットでも時間でも二重に払うことになるのです。
罠その1:ラフ案に7クレジット払う
月300枚の探索をプレミアムモデルでやると2,100クレジット、Flux Schnellなら300クレジット。クリックの前にボタン上のコストを読みましょう。
もっとも広まっていて、もっとも気持ちの分かる間違いです。Flux 2 Proが最高の仕上がりなら、全部これでやればいい、と。ところがアイデアの最初の10生成は、モデルが何であれ、ほぼすべてゴミ箱行きです。それを1クレジットではなく1枚7クレジットで捨てるのは、同じ学習に7倍の値段を払うことです。
月間で計算すると痛みが分かります。月300枚を探索するアクティブなクリエイターがプレミアムモデルを使うと2,100クレジット、税抜42ユーロのCreatorプランほぼ丸ごとが消えます。同じ探索をFlux Schnellでやれば300クレジットで、プランの残り2,800クレジットを仕上げと動画に回せます。
ガードレールはすでにインターフェースに備わっています。正確なコストが、クリックのたびに生成ボタン上に表示されるのです。これを読む習慣をつけてください。数字が5を超えていて、いま仕上げフェーズにいないなら、そのクリックに選んだモデルはおそらく間違っています。
罠その2:キャラクターに参照非対応モデルを使う
参照画像なしでは、モデルの値段に関係なく顔は生成のたびに変わります。ノードに参照ポートが表示されなければ、モデルを替えましょう。
2つ目の罠はもっと陰湿です。繰り返し登場するキャラクターを、参照画像を受け付けないモデルで生成してしまうこと。参照がなければ、生成のたびにランダムなノイズからやり直しで、モデルは何も覚えていません。プロンプトをどれだけ精密にしても、顔は画像ごとに変わります。7クレジットのモデルであっても、この法則から逃れられるモデルはありません。
インターフェースはそれとなく教えてくれています。ノードに参照ポートが表示されないなら、選択中のモデルが参照に対応していないということです。解放すべき設定ではなく、モデルの限界です。取るべき行動は、画像なら繰り返し登場するキャラクターのスペシャリスト、5クレジットのSeedream 5 Liteに切り替えること。反復用なら2クレジットのGPT Image Miniです。
動画側では、選ぶ前に上限を確認しましょう。参照画像はSeedance 2.0と2.0 Fastで9枚、2.5ではそれ以上、MiniMax H3で9枚、Grok Imagine Videoで5枚、Kling V3とVeo 3.1 Fastで各3枚です。このテーマは1本の記事に値するので、参照ノードのメソッド全体を解説した「AIで一貫したキャラクターを作る」をどうぞ。
セレクターがすでに答えをささやいている
セレクターは各モデルの下にアドバイスを表示し、コストは生成ボタンに書かれ、技術的な失敗は返金されます。プランは月額税抜13ユーロから145ユーロまでです。
最後に朗報です。このガイドを暗記する必要はありません。Imaginodeのモデルセレクターは、リストの中で各モデルの下に直接アドバイスを表示します。何に向いているか、いつ選ぶべきか。選択の瞬間、この優先順位の要点はすでに目の前の正しい場所にあるのです。
そこに、すでに紹介した2つのセーフティネットが加わります。クリック前に生成ボタンに表示されるコストと、技術的な失敗の自動返金です。現実的な最悪のシナリオは、期待外れの画像に数セント払ったこと。世の中にはもっと高くつく学習がいくらでもあります。
全体の予算感はこうです。Starterは税抜13ユーロで900クレジット、Creatorは42ユーロで3,100、Studioは145ユーロで10,500。チャージは1,000クレジット15ユーロから10,000クレジット135ユーロまで。安く反復するメソッドと合わせれば、Starterプランだけでもかなりのペースの発信を支えられます。
次の15分でやること
仕事用のペアを決めましょう。反復用に1、2クレジットのモデル、仕上げ用に3から7クレジットのモデル。よく作る題材で対決を開き、鉄則を胸に刻む。安く探して、高く仕上げる。
ロードマップとしてまとめます。まず仕事用のペアを選ぶこと。反復用に1、2クレジットのモデルをひとつ、仕上げ用に要求水準に応じて3から7クレジットのモデルをひとつ。次に、いちばんよく作る題材でFlux 2 KleinとImagen 4 Fastの対決を開いて決着をつけること。そして2フェーズの鉄則を刻むこと。安く探して、高く仕上げる。
動画は、まず5秒26クレジットのKling 2.5 Turboで腕を慣らし、結果が重要になったらSeedance 2.0 Fastへ、特別な機会にはSeedance 2.5を。3、4回に1回の失敗を予算に入れておくこと。それが2026年のこのメディアの現実です。
最後に、どんなモデル選びでも代われないレバーが残っています。プロンプトそのものの質です。3クレジットのモデルに載せた構造化されたプロンプトは、7クレジットのモデルに載せた雑なプロンプトに勝ちます。まさにそれが本記事の続編、「効くプロンプトの書き方」のテーマです。

残高